ホームページ、SNS、広告、ポータルサイト -工務店の集客手段は年々増え、「種類が多すぎて、何が自社に合うのかわからない」「以前よりうまく新規客が増えない」という方も多いのではないでしょうか。
住宅は検討期間が長く、単価も高い商売です。
だからこそ、既存のお客様以外にも、新規のお客様にむけて広告などで集客を続けていかないと、売り上げがあがらないタイミングがでてしまいます。
しかし、既存の業務にプラスして、無数にある集客手段を新しく比較し、選んで、さらに運用まで続けるというのは、現実的に難しい…と感じることもあるでしょう。
工務店の集客方法で、大切なのは数をこなすことではなく、自社の商圏と予算に合う手法を正しい順番で組み合わせることです。
地域インフルエンサーとともに、地域集客に特化しているLocaLinkでは、この「順番の設計」によって住宅PR動画6.6万再生、月売上2倍といった変化を実際に見てきました。
この記事では、11の集客方法の特徴と選び方、工務店オーナーがやるべき施策まで紹介します。
今の時代に、どんな手段で集客するのが効率が良いのか、悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
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工務店の集客がうまくいかない3つの理由
施策の話に入る前に、なぜ今までのやり方が通用しにくくなっているのかを整理します。原因がわかれば、打ち手の選び方も変わります。
紹介とOB施主だけでは受注が読めない
紹介は成約率が高い一方で、発生のタイミングをこちらから作れません。OB施主からの紹介が年に数件あっても、それだけで年間の受注計画を立てるのは難しいのが実情です。紹介は大切にしつつ、自分たちでもコントロールできる集客手段を持つ必要があります。
チラシ・広告の反応が年々落ちている
日本新聞協会の調査によると、新聞の発行部数は2025年10月時点で約2,487万部。ピークだった1997年の約5,377万部から半分以下になり、今では2世帯に1部も届いていない水準です。新聞と一緒に届く折込チラシは、そもそも届く世帯自体が減り続けています。ポスティングも、家づくりを考えていない世帯に届くことも多く、どうしても無駄打ちが増えます。紙が悪いのではなく、「誰に届くかを選べない」ことが費用対効果を下げています。
※出典:https://www.pressnet.or.jp/data/circulation/circulation01.php
施主の情報収集がスマホ中心に変わった
今の施主は、展示場に行く前にスマホで工務店を調べ、施工事例を見比べてから問い合わせ先を絞ります。実際、注文住宅を建てた人への調査では、依頼先選びでハウスメーカー・工務店のホームページを見た人が50.8%、SNSを見た人も約3割にのぼります(※1)。また、戸建て購入者への調査では、家づくりで参考にしたSNSの1位はInstagram(55.9%)で、最も参考にされたのは住宅会社の公式アカウントでした(※2)。検索やSNSに自社の情報がなければ、比較の土俵にすら上がれない時代になっています。40〜60代の施主も例外ではないというのが、500店舗を支援してきた私たちの実感です。
※1 出典: LIFULL HOME’S「注文住宅の情報収集は事前の条件整理が鍵! 土地を買って家を建てた先輩500人に調査」
https://www.homes.co.jp/cont/data/data_00132/
※2 出典: マイナビニュース「戸建て購入者が『SNSで参考にした情報』1位は?」
https://news.mynavi.jp/article/20250206-3123201/
では、具体的にどんな選択肢があるのでしょうか。まずはオンラインの手法から見ていきます。
工務店の集客方法一覧【オンライン編】
オンラインの集客方法は7つあります。
- ホームページ・ブログ(SEO対策)
- Googleマップ対策(口コミの集め方)
- Instagram(施工事例・ルームツアー)
- YouTube(ルームツアー動画)
- 検索広告
- SNS広告
- 住宅系ポータルサイト
それぞれ得意な役割が違うので、「何ができる手法か」に注目して読んでみてください。
ホームページ・ブログ(SEO対策)
ホームページは会社の信頼の土台です。施工事例、会社紹介、問い合わせ導線の3つが揃っているかをまず確認してください。そのうえで、ブログで「工務店 ○○市」「注文住宅 ○○市」といった地域の検索キーワードを狙って記事を積み上げるのがSEO対策です。効果が出るまで数ヶ月かかる中長期の施策ですが、一度上位に入れば広告費をかけずに反響が続く、自社の資産になります。費用はホームページの新規制作で30〜100万円程度、ブログは自社運用なら無料です。記事作成を外注する場合は1記事3〜10万円程度、継続的に任せる場合は月15〜30万円程度が目安です。
Googleマップ対策(口コミの集め方)
「○○市 工務店」と検索したとき、地図と一緒に表示される枠です。無料で登録でき、口コミの数と内容が表示順位と成約率の両方に効きます。引き渡しのタイミングで施主に口コミをお願いする流れを仕組みにするだけで、着実に差がつきます。費用は無料。運用を代行に任せる場合は月1〜5万円程度が目安です。
Instagram(施工事例・ルームツアー)
施工事例の写真やルームツアーのリール動画で、家づくりを考えている人に自社の仕事を直接見せられます。アカウント開設も投稿も無料です。後半で詳しく触れますが、地域の工務店が最初の一手として選ぶならこれだと私たちは考えています。費用は無料で、広告を使う場合も月15,000円〜です。
YouTube(ルームツアー動画)
間取りの流れや部屋の広さは、写真より動画のほうが伝わります。検討度の高い施主ほど動画をじっくり視聴するため、信頼づくりへの効果は大きい手法です。ただし撮影・編集の手間が大きいので、人手に余裕が出てから着手するのが現実的です。費用は自社撮影なら無料から、編集を外注する場合は1本数万円程度です。
検索広告
「○○市 工務店」「注文住宅 ○○市」と検索した人の画面上部に表示される広告です。今まさに工務店を探している、検討度の高い人に届くのが最大の強み。ただし住宅系のキーワードは単価が高めなので、ホームページに施工事例や問い合わせ導線が整っていないと、費用だけがかさんでしまいます。予算は月10万円前後からが一般的です。
SNS広告
InstagramなどのSNS上で、「これから家づくりを考える層」に配信する広告です。検索広告と違い、まだ工務店を探し始めていない人にも届けられるため、商圏内での認知づくりに向いています。半径や年代で配信先を絞れて少額から出せるので、地域の工務店との相性は良い手法です。費用は1日500円・月15,000円程度から始められます。
住宅系ポータルサイト
複数の工務店の情報がまとまった掲載サイトで、一括資料請求型のサービスも含まれます。立ち上げ期に反響を確保する手段としては有効です。一方で、複数社比較が前提の場なので価格で選ばれやすく、反響1件あたりの費用も高めです。掲載をやめた瞬間に反響もゼロになり、自社には何も残りません。費用は掲載料が月数万円から、または反響1件ごとの課金型です。
次に、昔からあるオフラインの手法を整理します。古い=効かない、ではありません。
工務店の集客方法一覧【オフライン編】
オフラインの手法は4つです。対面で信頼を作れる強みは、住宅という高額商品ではむしろ増しています。
- 完成見学会・モデルハウス
- チラシ・ポスティング
- 紹介・OB施主のアフターフォロー
- 地域イベントへの参加・協賛
完成見学会・モデルハウス
実物を体感してもらえる、工務店にとって成約への最短ルートです。課題は見学会そのものへの集客です。告知が近隣へのチラシだけだと、来場が天候や配布エリアに左右されます。後述するSNSや広告と組み合わせると、来場数が安定します。費用は見学会の運営費で数万〜数十万円程度です。
チラシ・ポスティング
反応率は下がっていますが、見学会の日時告知など「近所の人に日付を知らせる」用途ではまだ機能します。単体で受注を狙うのではなく、他の手法の補助として使うのが今の位置づけです。費用は印刷と配布を合わせて1万部で10〜20万円程度が目安です。
紹介・OB施主のアフターフォロー
引き渡し後の定期点検やメンテナンス連絡は、紹介が生まれる土壌です。満足した施主の一言は、どんな広告よりも信頼されます。費用はほとんどかからないので、やらない理由がない施策です。
地域イベントへの参加・協賛
お祭りや地域行事への協賛は、すぐに受注へはつながりませんが、「あの地域の会社」という認知を積み上げます。地域密着の工務店だからこそ効く、長期の信頼づくりです。費用は協賛金で数万円からが一般的です。
ここまでで11の手法が出揃いました。この中で、地域の工務店に最初の一手としてお勧めしたいのがInstagramです。次の章でその理由を説明します。
地域工務店に最初の一手としてInstagramを勧める理由
地域集客に強いLocaLinkの経験から言うと、地域の工務店が最初に取り組む手法はInstagramが最有力です。Instagramの機能と広告が、工務店にぴったりな理由は3つあります。
商圏内の建てたい人にだけ届けられる
Instagramの広告は、地域を限定して発信することができます。つまり、広告を使えば、会社から半径10〜30kmといった商圏だけに投稿を届けられるのです。届けたい人にだけ届ける、いわばWeb上のチラシ配りといえるでしょう。全国に拡散される必要も、フォロワーを何万人も集める必要もありません。
施工事例がそのまま資産になる
投稿した施工事例やルームツアーは消えずに残り、アカウント自体が実績集として営業資料の役割を果たします。チラシは配って終わりですが、投稿は翌年も見られ続けます。
見学会・チラシとの相性が良い
見学会の告知をストーリーズで流す、チラシにアカウントのQRコードを載せる、といった連携で既存の施策の効果も底上げできます。どれかを捨てる話ではなく、全体をつなぐハブになるのがInstagramです。
とはいえ、Instagramだけですべてが完結するわけではありません。11の手法をどう組み合わせるか、次の章で全体の考え方を整理します。
集客方法はどう選べばいい?組み合わせの考え方
手法を11個知っても、全部はできません。この章では選び方の軸を示します。結論はシンプルで、「段階の欠け」をなくすことです。
知ってもらう→信頼してもらう→来てもらうの流れ

施主が工務店に問い合わせるまでには、3つの段階があります。
まず会社の存在を知ってもらう。次に施工事例や口コミで「ここなら任せられそうだ」と信頼してもらう。最後に見学会や相談会に来てもらう。この3段階が1本の線でつながって、はじめて反響になります。実際の手順はこの後「Instagramで集客を始める具体的な手順」で詳しく説明します。
目的ごとに手法を割り当てる

11の手法は、この3段階に割り当てると整理できます。
知ってもらう段階はWeb広告・チラシ・地域イベント。
信頼してもらう段階はホームページ・Instagramの施工事例・YouTube・Googleマップの口コミ。
来てもらう段階は見学会・モデルハウス・OB施主のフォローです。
よくある失敗は、見学会は毎月やっているのに、そこへ至る認知と信頼の段階が空っぽで来場が伸びないケースです。逆に、広告で知ってもらってもホームページやInstagramに施工事例がなければ、信頼の受け止め先がありません。手法の数ではなく、線がつながっているかを見てください。
予算と人手が限られる場合の優先順位

判断基準は1つです。お金がかからず資産として残るものから先にやり、お金を使う施策は受け止め先が整ってから。
最初にやるのは、Googleマップの情報整備と口コミ集め、Instagramのプロフィールと施工事例投稿、ホームページの最低限の整備です。どれも費用ゼロで、やめても消えません。ここが空のまま広告やチラシにお金を使うのが、いちばんもったいないパターンです。
土台が整ったら、Instagramの広告をうちましょう。商圏内に絞って届けられるので、チラシより無駄打ちが少なく済みます。YouTubeやブログのSEO、ポータルサイトは、人手と予算に余力ができてからで十分です。
広告の料金が気になる方は無料の相談会にてご案内します。
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優先順位が決まったら、あとは始めるだけです。次の章で、Instagramを実際に始める手順を説明します。
Instagramで集客を始める具体的な手順
Instagramは投稿をすれば顧客がつくわけではありません。顧客を作るためには作業の順番が大切です。
最初にプロフィールなどで会社の概要や特徴がわかるように整えたうえで、見込み顧客が多い客層に向けて広告をプラスします。
逆の順番にしてしまうと、興味がひけず、「なんだかよくわからない」と見込み顧客が離れてしまうからです。
詳しく解説します。
プロフィールと施工事例で会社の第一印象を整える
プロフィールは会社の看板です。ユーザーはまずプロフィールを見て、どんな会社なのかを理解します。
- 何をしている会社か
- 対応エリア
- 誰に向けた家づくりか
- 自社の強み
- 問い合わせ先
この5点が数秒で伝わるように書きます。投稿は施工事例が主役です。完成写真だけでなく、ルームツアーのリール動画があると間取りや広さが伝わりやすくなります。
ここが整っていないと「なんの会社かわからない」とせっかくの見込み顧客が離脱してしまうのです。
ハイライトで費用や流れの不安を解消する
家づくりの検討者が知りたいのは、費用の目安、施工の流れ、会社の人柄、よくある質問です。プロフィール下のハイライトにこれらをまとめておくと、問い合わせ前の不安を先回りして解消できます。ここが問い合わせ率を左右します。
プロフィールへの流入を増やして集客する
プロフィールとハイライトが整ったら流入を増やして集客をしましょう。
集客に効果的なのはリール動画です。ルームツアーや施工の様子をリールで発信すると、フォロワー以外にも表示され、自社を知らない人が見つけてくれるきっかけになります。投稿文に「他の施工事例はプロフィールから」と添えて導線を作りましょう。
しかし、せっかく作ったリール動画でも閲覧数が伸びず、思ったように拡散されないことがほとんどです。
その場合は、広告機能を利用するのがおすすめです。
リール動画を広告として出すことで、本来届かない客層も動画を見てくれるようになります。
理屈だけでは判断しづらいと思いますので、実際の数字も紹介します。
数字で見る変化(LocaLinkの支援実績)
LocaLinkは全国50地域以上・累計500店舗の集客を支援してきました。住宅・地域事業者まわりの実例を2つ紹介します。
住宅PRで動画6.6万再生(はれ×日本ハウスHD)
LocaLink所属のインフルエンサー・はれによる住宅会社のPRでは、動画が6.6万回再生されました。住宅のような高額商品でも、動画なら検討初期の層へ自然に届くことを示す例です。
具体的な動画や事例は、無料相談会でご紹介していますので、気になる方は一度相談会に参加してみてください。
月売上2倍になった地域事業者の事例
工務店以外の事例ですが、青森の温泉施設・猿倉温泉では、Instagramを軸にした集客の立て直しで月の売上が10万円から20万円へ、前年比2倍になりました。プロフィールやハイライトを整えてから、リール動画で商圏内に届けるという、この記事で紹介した順番をそのまま実行した結果です。
紹介できる事例はほかにも多数あります。
住宅・工務店の場合にどう組み立てるとうまくいくかは商圏や体制によって変わるため、個別のご相談の中で具体的にお伝えしています。気になる方はLINEから無料相談をご活用ください。
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集客はプロに任せるのも一つの手
ここまで読んで、「これなら自分でもできそうだ」と感じた方も多いと思います。実際、この記事で紹介した手順はすべて工務店さん自身で実行できるものです。まずは無料でできる範囲から始めてみてください。
ただ、実際に手が止まる原因は、技術ではなく時間です。日中は現場と打ち合わせ、夜は見積もりと図面。その合間に投稿を続け、広告の数字を確認し続けるのは、正直かなりの負担です。「できる」と「続けられる」は別の問題です。
そこで、集客の仕組みづくりはプロが設計し、日々の発信は自社で行うという分担の形もあります。
LocaLinkのマドグチでは、累計500店舗の支援経験をもとに、商圏や予算、これまでの集客状況に合わせた最適な訴求方法をご提案しています。
地域に根付くための訴求方法はいろいろあります。
「うちの場合はどこから手を付けるべきか」を知るだけでも、次の一歩は変わります。
まとめ|集客方法は「選び方」と「順番」で決まる
最後に、この記事の要点を5つにまとめます。
- 工務店の集客方法はオンライン7つ・オフライン4つの計10種類
- 知ってもらう→信頼してもらう→来てもらうの3段階を1本の線でつなぐ
- 無料で資産になる施策(Googleマップ・Instagram・ホームページ)から先に整える
- 最初の一手はInstagram。無料で始められ、商圏内の建てたい人にだけ届けられる
- 広告は見せ方が整ってから。月15,000円から始められ、ストーリー併用で広告費が3分の1に
11の手法にはそれぞれ役割がありますが、「どれか1つから始めるなら」と聞かれたら、私たちの答えはInstagramです。無料で始められて費用リスクがなく、投稿した施工事例はそのまま会社の営業資産として残ります。そして広告を足せば、商圏内の建てたい人にだけ届けられる。始めやすさ、資産性、届けたい人への近さ。この3つを兼ね備えた手法は、ほかにありません。
まずはプロフィールを整えて、施工事例を1件投稿するところから始めてみてください。小さな一歩でも、半年後の反響は変わってきます。あなたの会社の家づくりを待っている人は、商圏の中にいます。Instagramなら、その人に真っすぐ届けられます。
よくある質問
Q. 工務店の集客で一番効果的な方法は何ですか?
A. 状況によりますが、これから始めるなら無料で資産として残るInstagramとGoogleマップの整備が第一候補です。累計500店舗を支援したLocaLinkでも、多くの地域店舗でこの順番から着手しています。
Q. 集客の予算はいくらから必要ですか?
A. Instagramは無料で始められます。広告を使う場合は1日500円、月15,000円が目安です。効果が見えなければすぐに止められるため、費用リスクを抑えて試せます。
Q. ポータルサイトだけに頼るのは危険ですか?
A. 反響の確保には有効ですが、掲載をやめると反響もゼロになり、自社に資産が残りません。価格で比較されやすい構造もあるため、自社の集客と並行して補助的に使うのがおすすめです。
Q. SNSは工務店でも本当に効果がありますか?
A. あります。施工事例やルームツアー動画は家づくり検討層と相性が良く、LocaLinkの支援では住宅PR動画が6.6万回再生された例もあります。40〜60代もスマホで工務店を探す時代です。
Q. Localinkではどこまでやってもらえますか?
A. プロフィール設計から施工事例の見せ方、広告の設定まで、初期構築をプロが設計します。工務店の状況に合わせた訴求方法のご提案から始めますので、まずはLINEの無料相談をご利用ください。


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